フライト日記 2001年7月8日
(甲府白根)


 またまたまた甲府白根(Xゾーン白根)に行ってきた。
 新しいハーネスでまだ飛んでなかったので、まづはPF若しくは白根だったが、 今回は緊急企画の手打ち冷やしうどんと流しそうめんの白根に行ってきた。

 朝は一応6時には起きたが(このごろ暑くてよく眠れなくて)意識はまだはっきりしない。 しばらくボーッとしてからシャワーを浴び、8時前に家を出る。 でも、吉牛で朝定を喰って、車を出したのは8時を過ぎていた。

 道はけっこう空いていて10時半頃には白根に着いた。 とりあえずはハーネスの調整具合を見るために小山で立ち上げをしたい。 が、まだ立ち上げてステイできるような風ではなかったのでユルユルと準備をする。 そうこうするうちY家到着。ちょうど上空にいたNも降りて来た。
 待ってばかりいてもしょうがないので、とりあえず小山に向かう。 ○○イントラに立ち上げたときの翼型を見てもらおう…
 しばしオハナシをしたあと、おニューのハーネスをつける。 「ありゃ、カラビナの位置が思ってたよりけっこう下…」 今ごろ気づくことにちびっと不安があったが、案の定「あれ?」と立ち上げ失敗。
 次は気合入れて立ち上げる。立ち上がりはしたがなんか違和感がある。 引いてる位置が違いすぎるせいなのか…
 もう1回小山に登り立ち上げてみるが、なんかしっくりこない。 でも、暑くてクラクラしてきたのでおしまいにする。(←いいんか、それで)

 クラブハウスで昼食がてら休んでからテークオフへ。 先に上がったY家とNは既にテークオフしていた。 けっこう人数多くて、かなり時間があってからキャノピーを広げる。 小山でしっくりいってなかったのでちょと不安があったが、 大きく息を吸って…吐いて…立ち上げる。 OKと思った瞬間にブローで左翼が持ち上げられ…スタチン。
 もう1回、キャノピー広げ直して立ち上げる。 が、OKかと思ったらキャノピーが走る。押さえが足りない。 2回連続スタチンとは…こんなときは「次の方どうぞ〜」と休憩に入る。

 しばし休んでいると、なんだか風が落ちてきた。 またまたけっこう時間があって、ほぼ最後の方で再度チャレンジ。 「沖のほうへ行けば穏やかに上がると思いますから…」 の△△イントラの声を胸にテンションに注意して立ち上げる。 今度はなんとかテークオフ。
 出てから左の尾根に沿いながら前に出す。 確かに穏やかに上がる。前の方に行ってもあまり落ちない。 でも、回す風じゃない…
 前に出して落ち始めたら戻り、稜線目指して右左… でも、機数も多いし、テークオフ高度からはなかなか上げられない。

 今度のハーネスは体重は入れやすいけど、その分揺れやすい。 なれないせいか、気が疲れる。 思うように上げられないし、30分過ぎる頃には降りたくなってきた。 けれど、降りようと思うとなかなか降ろせない。
 翼端折って前に出すが、帰れなくなるのが怖くて元に戻して戻ると、 もとの木阿弥、観阿弥世阿弥、地引網…
 そんなこと繰り返しながらも、いざランディング上空へ。 が、ランディングではグランドに持ち上げられる。 しゃあないのでグルッと回ってもう一度入る。 だが、またもや持ち上げられ、けっこう揺すられる。 このとき考えてたアプローチが崩れた…

 前に出すぎた…8の字かいてる暇はない…といってグルッと回すにはもう低い。 だが考えてる暇ないので運を天に任せて(←だめだ、こりゃ)一周することにした。 なるべく深いターンで…でも、なんか木にかかりそうな気がする。 さらに体重をいれブレークを引く…左手がプルプルしてる。 ギリチョンパスできるかアウトか…(汗)
 木が近づく…このままの旋回軌道と沈下率だと、あの枯れた松の天辺あたりか…
 でも、これ以上ブレーク引いて片翼失速などしたらもっと痛い目にあう。
 さらに木が近づく…ツリーさせた方が安全か?
 だが、突っ込む寸前には自然と枝のまばらなところを選んでいた…


 バキッ、ボキッ、ベキッ、

 ド派手な音をランディング中に響かせて、足で枯れた枝を折りつつ突き抜けた。
 が、当然の如くキャノピーは先に走りテンションが抜けかける。
 幸いにも身体もおっついてきて、なんとかりカバー…
 しかし、ちょっと先に立ち上げ練習でキャノピー広げてる人がいる。 木にかかる前から見えてたので、ピッチングはほっといてそれなりに回避した…つもりだったけど驚かしてごめんなさい。
 その後はなんとかアゲインストに向き直り、無事ランディング…
 お騒がせ、ご心配をかけ、申し訳ありませんでした。
 今回は幸運にも恵まれてケガもなかったけど、ちょっと間違えばかなり痛い目にあったはづ…
 (そもそもアプローチの組み立てが悪かった。これから精進努めます。)

 しばし放心の後、ユルユルとキャノピーをしまい、クラブハウスヘ。
 すでに、手打ち冷やしうどん&流しそうめんの準備が着々と進んでいる。
 ひょっとして見られてないかも…の期待は空しく「きよぴぃ、木が好きなの?」
 「んぐ、…好き…」しっかり見られてる…(ToT)

 でも、手打ち冷やしうどんと流しそうめんに心は癒されました。 傷心には食い気が一番…いや、美味かった&楽しかったです。

 なにはともあれ、反省点は多いけど、とりあえずケガなく飛べて、美味いもの喰っていい1日でした。 が、翌日から手の指の付け根あたりが腫れて痛痒い。 どうやら虫にやられてたようだけど、これって天罰?


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