フライト日記 2001年1月6日
(伊豆大室山、DKスカイジム朝霧)


 成人の日を前にした土日を使って初飛びツアーに行ってきた。

 まだ世間は正月気分が残っているようで、道もすいている。 いつものようにまづ仲間宅(Y家)に行き、荷物を積み替え8時ころに出発。 目指すは昨年のラストフライトとなった賀茂村(西天城高原)。 東名の海老名で他の仲間(Y@K)と合流し、 小田原厚木道路、箱根新道、伊豆スカイラインと進むうち、 なんか雲が厚くなってきた。途中で状況を確認すると、 「雪降ってて、視界が悪い。」という状態らしい。
 パラフィールドは風がヨワヨワらしいし、丹那はフォローだし、三筋山はちょと遠い。 では、大室山でも行ってみっか、ということになった。

 山伏峠でさらに仲間(S家夫)と合流し、今回のツアーは5名となった。 大室山に着くと、やはり曇ってて風も弱い。 が、とにかく上がってみることにする。
 リフトで上がると、「さ、さぶい。」  風はあまりないが、とにかく寒い。
 自分らより先に地元の方(?)が出たが、 トップアウトすることはなしに降りていった。

 次にS家夫が準備をはじめる。 が、ここら辺はまだ曇っているが、 晴れている部分が近づいてきている気がする。 ちょい待ってからもういいと飛び出すと、やはり上がらない。 でも、東で少し浮きがいい。ちょびっと粘ってる。風が変わってきた?

 まぁ、今回は無事初飛びを済ませることが目標だからと皆準備をはじめる。 が、ときおり晴れ間が指すようになって東の風が混じり始めた。 他のフライヤーの人たちもやってきたが、 風が北東になってきたので移動していった。
 こちらは待っていたが、明らかに東が入ってきたので移動することに。 他のフライヤーの人たちのさらに東に行き準備していると.. 風はまた北に..よくあるんです、ここは..でも、待つ。

 東のブローが入ったときにY家夫が出る。 と、けっこう上がってる。(50〜100mくらいか)
 お後は、Y@K、Y家妻、自分と出るが、 風は落ち着かなく、出るタイミングでかなり差が出る。 自分はせいぜい10mのゲイン(←ゲインとは言わない)どまり。
 ほぼ、ぶっ飛びだったけど、まともなテークオフだったし、 ちゃんとランディングのほぼ真ん中に降りたから(←普通はあたりまえ) いい初飛びでした。

  S家夫

  Y家夫と見守る妻

 みんな1本づつ飛んで昼飯。 上を見るとなんかけっこう上げてる機体が3〜4機いる。 他のフライヤーの方が、
 「飛ばれないんですか〜」
 「ん〜、もういいかなぁ。」
 「これから良さそうですよ〜」
 「見てから、また考えま〜す。」
とほぼ終了モード。(でも、声をかけてくれたお姉さんよかった〜)

 再びリフト乗り場に戻ったときには雲もすっかり取れてしまい、 上げてた機体も見えなくなっていた。 で、下山して明日のために移動することにする。 三筋山は雪という情報もあったので、富士吉田あたりに泊まって、 コンディションしだいで朝霧か河口湖あたりに行こうかということになった。 S家夫は帰らなくてはならなかったので、残る4人で移動開始。

 民宿を探して上九一色の民宿村に行ったがアウト。 ナビの情報で精進湖近くの民宿「秋月荘」に電話し素泊まりOK。 本来はやってなかったみたいだけど泊めてくれた。感謝、感謝。
 ひとまづは宿に行き、それから食事に行く。 河口湖あたりに行き、お食事処に。ワカサギのフライが美味かった。
 食事の後は温泉に向かう。 最近できたという村営(?)の温泉で、たしか「いずみの湯」。 宿のおばちゃんが電話しといてくれて村民価格で入れた。 なかなかきれいでお勧めかも。
 温泉の後は宿に戻ってお決まりの宴会..酒も進む。 おまけに宿のおばちゃんのビールの差し入れもあった。

 明けて日曜、目覚めれば「さ、さぶい。」  寒くてトイレに行くのにも勇気がいる。 でもなんとか8時過ぎには出発。
 目指すは「DKスカイジム朝霧」  ここは昔お世話になったイントラが遊びにきてるはづ ..会えるといいが..会えなかったけど。

 DKスカイジム朝霧に8時半ころに着く。
風は北東..このままだと飛べないが移動はせずに様子を見ることに.. 9時に受付開始で「上は大丈夫ですよ」とのことで入山。
 10時のバスでモノラック乗り場へ。 バスから降りてモノラックで上にあがるにつれ、 くっきり見えていた富士山がかすんできた。
 テークオフに着くと、既に何機か飛んでいる。 けっこう風は強めで、サーマルはないが皆リッジで上げている。 しかし、ガスが少しかかってる..ん〜、やばいかも。

  富士山は霧の中..

  テークオフから見上げると..

 仲間内ではY家夫、Y@K、Y家妻と出る。(ん〜、快調そう)  自分はラインチェックで少し遅れをとり順番が後ろへ。 見てると、風は相変わらず強めで、キャノピー上げてからの挙動が少し変。 腕なのか、風のせいなのかいまいちよく分からない。
 で、やっと自分の番。 「立ち上げま〜す」..「どうぞ〜」、で立ち上げ、 OKで前に振り向いた瞬間、横に振られて尻餅つきそうになりながらも、 なんとか体勢立て直してテークオフ。(←カッチョワル)

 でも、出るとバリオは「ピッピッピッ..」と上昇を続ける。 リッジのありそうなところへ行けば上がる、なんともらくちんフライト。 でも、機体数は多いからそうそう行きたい所へも行けない。 それに、なんかガスがだんだん降りてきたような。。

 ガスがないところ、他機がいないところと行ってると、 テークオフから+100mくらいでなかなか上げづらい。 そのうち、いきなりバリオが沈黙。直ってなかったのか?
 ..なことをしてるうちに顔に何かあたった。 「雨?雪?」、どちらにしてもそろそろ潮時か。 でも、皆さん相変わらず飛んでて降りようとする気配はあまりない。 だけど、一斉に降りに入ったら自分はあせっちゃいそう。 ここはお先に降りよう..と決めたが、高度はたっぷり。 両翼端を折ってランディングへ向かう。

 ここのランディングはとても広い。自分にはありがたい。 ランディングの縁まで行って翼端を戻し、通常の高度処理へ。 ここのランディングは広いけども、真ん中の講習用小山のせいか、 風が強めのこともあり少しだけ不安定。 降りるときに見つけたターゲットを目指すが少しショート。 まぁ、いいでしょう..端っこじゃないから。
 ランディングにも雪がはっきり分かるようになってきて皆次々に降りてきた。 飛んだ時間は少なかったけど、まぁ、こんなもんかな。

 下山して河口湖へ行き「ほうとう」を食べ「開運の湯」につかり帰路へ。 しかし、トンネルを抜けるとそこは雪と渋滞であった。 これが一番疲れたけど(運転はしてなかったけど)いい初飛びでした。


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