フライト日記 2001年9月24日
(パラフィールド)


 なんだか久しぶりにPF(パラフィールド)に行ってきました。

 思えばこのあいだ行ったのは3ヶ月以上前…
 夏の間は確立悪いのと、行こうと思ったときは甲府のほうが良さそうだったりして… ついにはイアパスも切れてしまっていたが、当日は北風まじりが予想されPFが良さそう。

 朝は6時には起きたが、なんだかいつにもまして切れがない。 前夜、毛布を跳ね飛ばして寝たせいだろうか?
 ウダウダしてから、資源ゴミの日なので酒瓶出して、吉牛で特朝喰って、車を出したのは7時半頃… なんだか熱っぽい気もしたが、とにもかくにも行ってみよう…途中さしたる渋滞もなく10時前にはPFに到着。
 朝一はほどほどに良かったらしいが、着いたときにはレベルキープができるようなできないようなくらい。 とりあえずオヤスミモードで体調と風の様子を見る。

 しばらくして風も上がってきたみたいなので出てみることにする。
 最近、テークオフにも(チケット買えば)車で上げてもらえるようになった。 お疲れ気味の身体には嬉しい。思わずP2(PFで一番高いテークオフ)に行く。 着いてみると、たくさんの順番待ちの人…昔はおっとりテークオフだったのだが…

 ラインチェックをして順番を待っていると、風も上がってきた。
 なんだか久々の強めの風の中のクロスライズアップ…ちょいと緊張。
 キャノピー広げるともっていかれそうになる…てかもっていかれた。

 まだ立ち上げる気ないのに…
 「ドワッチチチ…」
 「気をつけて〜ごめんなさ〜い」…身体捕まえてもらって「おろしま〜す」…
 ほどなく再チャレンジ…今度はもうちょい下に広げる。 が、無理やり下に下げたので右翼がちょっとぐちゃぐちゃ… 「このまま行きましょう」なんて云われて、ちょっと「う…」とは思ったが、何とか行けるかななどと思い立ち上げる。 案の定、右翼が折れてる…修正してから出る。(講習生の方は見習わないように)
 出てみると多少は上がるが、上げ下げが大きい。
 純粋なリッジだけではなく、けっこうサーマルまじり。 外してシンクに入ると下がる下がる…
 シンクから抜けてP1(P2よりランディングに近い)に向かう。 が、こちらは機数が多い。リッジを取りに山に近づけない。あえなくランディングに向かう。

 次もなんとなくP2へ行く。 先ほどはいくら(強めの風は)久しぶりとはいえ不甲斐ない。
 しかし、エライ混んでる…かなり待ってからテークオフ… 今度は普通(?)に出れたが、今一つヘン…ハーネスに慣れてないせいだろうか?
 でも、出るとさきほどと同じで今ひとつ上げきれない。
 P1で上げ直そうと思ったが、ちょうど講習生のテークオフとぶつかる…
 前に逃げると、ちょうど(弱い)サーマルに乗ってあまり落ちなかったが、ここはスクールエリア内… (PFではスクールエリア内では原則360禁止、他機が全くいないときは多めに見てくれるときもありますが)
 で、またもやあえなくランディング。

 ここでお昼にする。
 朝、吉牛の特朝を喰ったのであまり減ってはいなかったが、喰い始めると喰えちゃう… 喰いながら見てると、なんだか風がタレてきたみたい…しばらくは淀みモードに入る。

 ゆっくりして、少し戻ってきたかな〜となって再び出ることにした。
 せっかPF来たのだから1年ぶりにB5(2−3の機体、いつもは1−2のSX)に乗りたい…自分の場合、此処でくらいしか安心して乗れないし。 とりあえずP1と思ったけど、風がまたタレてきて少しでもキャノピーに風を入れたいので、またもP2へ。 が、着いてみると…どえりゃ〜人だがね…ま、ゆっくり待ちましょ。

 もう、正対でないと立ち上げにくい。皆さん苦労しながらポツポツと出ていくが、やってくる方の人も多く人数は減らない。 が、そのうちMイントラがやってきた。 見学者の案内みたいだったが、皆が出にくそうにしてるのを見て、次々と神業的に出していく。 そりゃもうスゴイです。さすがにイントラ…
 なんつう事を見てる間に自分の番となった。さんざん世話になっているので、ここは無様な姿は見せられない。 でも正対はいいのだけど、B5は(飛べたとすれば)1年ぶり…広げてみたのでも何ヶ月かぶり…ちょい不安だ。 キャノピーは風をはらんでくれるだろうか?
 大きく息を吸って…立ち上げる…

 立ち上げると…「いけるじゃん♪」…でも、ちょい前に進みにくい、押さえすぎ? ちょい手を上げて加速…でも、揚力感じないんですけどぉ…
 更に走り…思わずハーネスに座ってしまった(←まるで初心者)…やっぱりダメなので、また走る… でも、あいかわらず揚力は感じず、藪が迫る…でも、もう止まれやしない…

 結局立ち上げて数秒の後には藪に突入… 身体は藪の始まりから1mくらいだが、キャノピーはけっこう前の方にある。
 ここの藪、高いんです…2.5m〜3.5mくらい…(泣)
 木にもかかってないのに、たぶん30分近くはかけてキャノピー回収。
 テークオフに戻ったときには息はゼェゼェ、汗はタラタラ…

 なんで失敗したかMイントラに聞きたかったが、もうその姿はなかった。
 風もタレてきて、もうこちらに来る人はいなかったが、けっこうな人数は残っていた。
 それに弱々しく吹く風はけっこうサイドがかって来ている。 ここは助走距離があまりなく皆さんスタチンが続く。

 風はますますタレてきて、講習生には辛くなってきている。イントラが欲しい。
 だが○△さんが無線を入れると「自分で飛ばさせてください」…
 風がサイドになってきているのを伝えると「無風のときに出してください」…
 ま、予想された答ですけど…彼等彼女等は飛べるのだろうか…

 講習生からそして女性から、残っている人たちを皆で寄ってたかって飛ばす。 無事テークオフすると歓声が沸く。微笑ましくもある。
 …なんてこと云ってられない…そろそろ日が暮れ始めているし、風はますます悪くなってる。
 残り数人になったところで、再びMイントラ登場…後光がさしてる。

 Mイントラさすがです。
 3人がかりで飛ばせられなかった娘も飛ばしちゃいます。
 で、残るは男性3名。とりあえず自分が行くことに。
 「さっきは押さえ過ぎてました?」と聞いてみると、
 「ん〜、いや…タイミングは合ってたんだけど…」
 ん?じゃぁ、なに?キャノピーに問題でも?
 …とりあえず考えないことにします。

 キャノピーを広げて準備してると、Mイントラ「あ、ダマ発見〜」
 あちゃ〜、直したつもりだったけど、狭いとこでラインチェックしてたから…
 いや、言い訳にはなりませんね、気をつけましょう。
 で、飛ぼうとするとMイントラ、フルアシストの体勢…
 1回くらい自分でやりたかったが、風は最悪になってるし、さっきスタチンしてるので、ここは素直に従う。 思えばこの姿は何年ぶりだろう…ちょっと講習生時代が思い出され、懐かしい…でも、自分はどうするんだっけ? ま、任せましょう、この際…

 立ち上げた途端「攣れてる〜」と声がかかる。
 あちゃ〜、まだありましたか…スイマセン
 で、直してもらって再度立ち上げ… 頭上に上げてからMイントラの大規模修正が入る。 よろけながらも、なんとかテークオフ…

 何はともあれランディングに向かう。
 もう時間的にP1ではシンクが出てる頃なので山を迂回しながら進む。
 しかし…風がないこと差し引いても速い気がする。さすが上限近くのB5か?
 ちょっと体重かけてもきびきび曲がるし、新しいハーネスもこちらにベストマッチング?
 ん〜、やはり捨てがたくはあるな、コレ。 やっぱり、ここで飛ぶときにはコイツでも飛ぼう…

 クラブハウスに戻ると仲間が待っていてくれた。 (遅くまで待っててもらって感謝です) 帰りは熱海で夕食して渋滞を回避しつつ、約3時間で帰宅。
 イアパス更新したし、これから北風混じりも多くなるから、また行きましょう。
 (B5のキャノピーの上面/下面がくっついちまわないように)


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